DX推進計画管理者育成講座 成果発表会に参加しました
1月24日、「DX推進計画管理者育成講座」の成果発表会に、
コメンテーターとして参加しました。
当日は20名の発表者がそれぞれ10分間のプレゼンを行いました。
発表者の多くはDX推進管理者であり、
主担当業務に応じて以下の5つのテーマに分類されていました。
・新事業・新製品開発
・生産性向上
・バックオフィス業務改革
・働き方改革
・ペーパーレス化
発表の構成と特徴
各発表は、以下の流れに沿って進められ、
ストーリー性のある内容が多かったことが印象的でした。
・現状の課題と問題点
・達成手段の提案
・目標計画の策定
・推進計画の詳細
・組織の役割分担と担当者の明確化
・リスク管理の考慮
中にはQCストーリーをベースに発表を行った方もおり、
論理的な構成が際立っていました。
発表資料の工夫とプレゼン能力
今回の主催者である中央総合学院の大島社長は工業デザインの専門家であり、
プレゼン能力向上にも尽力されました。
そのため、発表資料はどれも見やすく、説得力のあるものが多かったです。
また、一部の発表者はAIツール「Gamma」を活用し、
デザイナーが作成したような洗練されたスライドを使用していました。
DXの推進において、こうしたプレゼンテーションの質の向上も重要な要素であると改めて感じました。
私のコメント内容
私は以下の観点からコメントを行いました。
・商品開発における顧客価値創造や顧客満足度向上策
・生産性向上における従業員満足度の重要性
DX導入が必ずしも直接的な売上や利益につながるとは限りません。
しかし、組織の役割やシステム導入の目的が具体的かつ明確であればあるほど、
費用対効果を判断しやすくなり、推進が容易になります。
また、DX推進においては社長直轄の横断的な組織体制が示され、
全社的に取り組むためには社長や役員間の緊密な連携が不可欠であることも再認識しました。
まとめ
今回の成果発表は、単なるDX推進計画の枠を超え、中長期的な経営計画にも匹敵する内容でした。
発表者の皆様の真剣な取り組みを拝見し、
DXが企業の成長戦略としてますます重要になっていることを改めて実感しました。