DX推進管理者育成講座 検討委員会に参加しました
先日21日、厚生労働省教育訓練普及推進事業「DX推進管理者育成講座」の検討委員会に参加しました。
2024年度の講座は1月24日に修了し、
今回の委員会では以下の内容が公開・共有されました。
・昨秋の検討委員会以降に実施された講座の概要
・講師の所感
・受講者アンケートの意見
これらをもとに、2025年度以降の育成講座の方向性について議論が行われました。
委員会での主な議論と改善点
検討委員のコメントや評価を踏まえ、以下の改善点が挙げられました。
・演習を中心とした実践型の学習
・講義だけでなく、講師や受講者同士が主体的に取り組める演習を重視
・欠席者向けのフォローアップ体制
・事後受講の仕組みを整備し、学習機会を確保
・確認テストの改定
単なる知識の暗記ではなく、理解を深めるための内容へ見直し
私の担当講座と所感
私は、本講座において「商品企画とDX」「アイデア発想法」に関する講座を担当しました。
特に、生成AIを活用せずにアイデアを発想するプロセスを体験した後、
生成AIを用いた新規アイデア創出を実践するという構成で、
受講生がアイデア発想の変化を体験できる内容としました。
この講座では、受講生が生成AIの可能性と限界を実感できるように、
インターネット環境を整備し、1人1台のパソコンを貸与することで、
実践的な学習が可能な環境を提供しました。
DX推進管理者育成講座の特徴
本講座は、単なるバックオフィス業務の効率化といった狭義のDXにとどまらず、
経営全般に関わる視点を重視していました。
受講生は、中小企業の管理者が持つべき基礎知識を学び、
それをDX導入に結びつけることで、より実践的な理解を深める構成となっていました。
特に、自社のDXレベルをチェックシートで現状把握し、
実践的な課題を検討できる内容となっていた点が印象的でした。
講座の主なテーマは以下の通りです。
・経営戦略
・新規事業開発
・製造・管理・販売プロセスにおけるDX活用
・管理者概論
また、最終課題として「DX推進管理者として、自社でどのようにDXを推進するか」を発表する場が設けられており、
単なる知識の習得にとどまらず、実務にどう生かすかを考える実践的な内容でした。
今後に向けて
今回の委員会では、より実践的で有意義な講座にするための改善点が多く議論されました。
今後の講座がさらに充実し、受講生が現場で即活用できるスキルを身につけられるよう、
引き続き検討を重ねていきたいと考えています。