今回は顧客へのヒアリング調査である評価グリッド法の発展につきましてお伝えします。
評価グリッド法は元日差自動車の讃井純一郎氏が研究した
効率的にヒアリングする方法です。
その方法を簡単に簡単に説明しますと
比較する製品を数案を決めます。
数案の製品をランダムに2製品選んで、
ステップ1:購入意向の確認
・購入意向とその理由について聞きます。
・AとBのうちどちらの製品を買いたいと思いますか?
具体的には
ペットボトルのお茶2つを比較して
・AとBではどちらが買いたいと思いますか?
・「A」です。
・なぜAを買おうと思ったのですか?
・飲みやすそうだから
ステップ2:価値観と具体案を明確化
・なぜその理由で買うか?どうしてを問います。
・具体的にどうなっているか?を問います。
具体的には
・なぜ「飲みやすいお茶」を選ぶのですか?
・「のどを潤したいから」です。
・のどを潤すためには具体的にどうなっているとよいですか?
・「茶葉がスッキリ」しているといいです。
これを2,3パターン繰り返します。
比較した製品の購入意向と顧客の価値観と具体案が得られます。
商品企画七つ道具ではインタビュー調査の手法として紹介されました。
アナログでのやり方で、1対1でヒアリングしていました。
評価グリッド法の発展は
ChatGPTなどの生成AIを活用して、
製品、一連の定型文を入力すると、
簡単にLINEのようなチャットボット形式によって
製品の提示とその質問が表示されるようにします。
第一段階では、評価グリッド法の定型文を
製品を見せて顧客に対してチャットボットしていきます。
第二段階は
より高度に発展するとなれば、
製品と一連の定型文を入れれば、ChatGPTがその回答まで導き出します。
回答の検証では、その理由と評価構造図までまとめてしまう。
生成AIが評価グリッド法の解答まで出してくれれば、
企画者の業務が効率化されます。
第二段階まで発展するにはまだ時間は掛かると思いますが、
インタビュー調査のデジタル化は業務改善のきっかけになるでしょう。