本日は新商品企画における新創造についてお伝えします。
商品企画といえば画期的なアイデアが必要です。
私も魅力製品や感動商品の創造をすべきとお伝えし、
アイデア発想技法、顧客からアイデアを創造する仮説発掘アンケートを
活用してきました。
また、継続的に魅力があり画期的なアイデア出しが必要と訴えてきました。
マーケティング思考では独創的、画期的なアイデア発想として、
多くの発想法がありますが、
これらの問題はものづくりの視点と顧客視点の乖離、
組織で行う場合の有効なアイデア発想の方法は見当たりません。
顧客ニーズと技術シーズを融合しつつ、
新価値創造できないかを深堀、検討している中に
「技術革新創成」桜井敬三氏の書籍に出会い、
この書籍には新商品創造について以下のように記述しています。
新商品開発の流れ
・製品戦略:経営方針を元に構想
・アイデア発想:経営方針の技術的可能性の検討
・コンセプト形成:最終製品のイメージ
・開発された技術と融合:コンセプト対応技術の創出
新創造のポイントは
アイデア発想、単純に画期的なアイデア発想をするだけではなく、
・現状と未来との商品や技術のギャップ
・アイデアはそのギャップを埋める高い発想力
・技術シーズ、顧客ニーズを示すコンセプトを立案すること
アイデア発想活動強化について
・顧客との関係性づくり
・ニーズのギャップを埋めるシステム作り
・アイデア発想を促進する技法活用
・新創造を構築するための人材の確保
ここまで、桜井敬三氏の書籍から抜粋しました。
組織において新商品開発なので、
個のアイデア発想にとどまらず、
経営および顧客との関係性、人材確保が重要としている点に興味が湧きます。
現在と未来のギャップを埋めるアイデア発想の適した技法と、
実践方法については触れられていないのでさらに研究していきます。
さらに私は商品企画はアイデア発想だけではなく、
顧客受容性の検証が必要と痛感しています。
顧客価値検証がないと企画コンセプトは顧客不信を招く可能性があります。
アイデアから生まれたコンセプト、新商品案について
・顧客調査によるコンセプト検証
顧客ニーズと技術シーズを融合します
新商品案について顧客検証を行った場合、
コンセプト案に顧客要求の合致度と改良点が明確になります。
コンセプトの対応技術は品質機能展開にある品質表を活用すれば、
顧客ニーズと技術シーズを対応できます。
これからも新商品企画に対する問題を解決できる方法論、技法の研究を
この書籍を紹介頂いた日本文理大学小久保先生とともに深めて参ります。
新しい視点が出てきた場合は方法論などとして実践方法をお伝えします。
今後ともよろしくお願い致します。