今回は、コロナ禍で着目されている
リモートワークについて、および
リモートワークにおける価値創造と問題点についてお伝えします。
緊急事態宣言の長期化で、リモートワークが国主体で
推奨され大手企業を筆頭に導入されています。
そして、導入企業は取り入れた結果どうなったのでしょうか。
私が最近、経験した点から今まで予想しなかった問題に直面しました。
1.リモートにおけるセミナーの開催において
そもそもは、リモートワーク下でセミナー研修ができるか否かと
問われました。
できないかと言われれば可能です。
以前、日科技連で動画配信セミナーを行った経験があるからです。
リモートワーク下の中、担当者と打ち合わせを行い、資料を作成し、
先週何とか開催できました。
しかし、対面時と同じ内容かとゆうと、
問題点が浮き彫りになってきました。
私は厳しさを痛感しました。
受講者に内容が伝わったのか否かの反応がわからないからです。
対面時は顔が見れれば当然、間違い、ミスなど改善点がわかり修正できます。
授業時に問題点が感覚的にわからないのでその問題点を知り改善するまで
時間が圧倒的にかかります。
モニター越しでわかるかといわれるかも知れませんが、
通信環境負荷を避けるためにモニターオフが推奨されています。
そのため受講者の声が入るのはセミナー後の、
フィードバックや受講者アンケートなどからです。
2.リモートワークにおける価値検証において
また、私の専門は価値創造の検証です。未来の商品企画が主眼となっています。
そのため、セミナーを聞いて終わりでは全く意味がありません。
セミナー受講後は、受講者が今後の価値創造を検証に入ります。
価値検証の際にまた課題があると感じました。
実は瀬実のセミナー後の検証レポートを任意提出にしたら、
提出者がゼロでした。
対面ですと受講者の少なくても3割、多くて5割程度の提出があります。
リモートワークでは価値検証がしにくいことを露呈しました。
おそらく、コロナ禍以前は、小集団活動の中で、
現在の商品に対して問題点を洗い出し、
未来に活かすことを実践していました。
これらがリモートワークでは行いにくいことが、
わかってきました。
個人業務が多くなり
1.時間制約
2.相談制約
3.計画制約
リモートワークで価値創造の時間配分をどうするか、
運営方法、マニュアル、活動方法など
現在試行錯誤状態にあります。
活動してその結果のうえ、判断せざるを得ないです。
案件次第で計画が変わります。。
予算や計画、人数など立案するだけでも時間がかかるのに
一人でやるとなると余計に時間を要すことになります。
これを商品や製品企画の推進の際のどうなるでしょうか。
時間があっても、計画が進まず、相談ができなければ
一人で決断するしかありません。
独断の価値が真の価値創造といえるのでしょうか。
個人の独断の結果が本来の価値創造とは思えません。
リモートワークセミナーを通じて、各個人の価値創造を行っていく経過から
私が感じた点です。
コロナ禍でリモートワークが拡大することは間違いありません。
全面対面になる可能性はかなり先になりそうですので、
リモートの特性を活かした対応をすべく試行錯誤が続きそうです。